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Rachmaninov:Sonana for Cello and Piano in G minor op.19

Author: tateadmin
Published on: 2022-09-18
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Date:2022年09月17日(日)
Peformer:Steven Isserlis, Cello / Connie Shih, Piano

スティーヴン・イッサーリス

Steven Isserlis Cello Recital

ショスタコーヴィチ / チェロ・ソナタ ニ短調 op.40
Shostakovich:Sonata for Cello and Piano in D minor op.40
1934年の作品で、ショスタコーヴィチはこの時、28歳だった。彼は1932年に周囲の反対を押し切って結婚したのだが、幸せは長く続かなかった。2年後の夏、ショスタコーヴィチは当時学生だったエレーナ・コンスタンティノフスカヤと恋に落ちる。彼の恋はすぐに露見し、結婚は破綻した(一時的に離婚したらしい)。チェロ・ソナタ op.40が書かれたのはまさにこの時期、1934年の8月から9月にかけてだった。
ソナタ形式による冒険楽章、舞曲風の第2楽章、緩徐楽章、そしてロンド形式のフィナーレと外面的には型通りに進むが、よく見ると全てどこか不気味な音楽だ。冒頭楽章の謎めいたコーダ(冒頭び’主題が亡霊のような装いで戻ってくる)、何かに急ぎ立てられ続けているような「メヌエット」、歌になり損ねた歌謡的旋律、そして身をよじりながら協性を避けるロンド主題等々、才気煥発なショスタコーヴィチらしい逆説と韜晦に満ちている。
ちなみにエレーナとは結局別れ、ショスタコーヴィチは妻とよりを戻す。エレーナはその直後に密告により逮捕され、さらにその後スペインに出国して別の男性と結婚する。ショスタコーヴィチの方は、1936年1月に共産党機関紙「プラウダ」により痛烈に批判され、以後政治的芸術的な綱渡りを強いられることになる。

プロコフィエフ / チェロ・ソナタ ハ長調 op.119

ユリウス・イッセルリス(イッサーリス)/ チェロとピアノのためのバラード イ短調

ラフマニノフ / チェロ・ソナタ ト短調 op.19
Rachmaninov:Sonana for Cello and Piano in G minor op.19
ラフマニノフは鬱病を克服した直後の1901年に、このチェロ・ソナタを書いた。チェロ奏者のアナトーリー・ブランドゥコーフ(1859−1930年)のための作品である。ブランドゥコーフはチャイコフスキーが賞賛したチェロ奏者で、情熱的な演奏で知られていた。そしてブランドゥコーフが引き立てたのが、ラフマニノフで、ラフマニノフの初リサイタルはブランドゥコーフの協力を得て行われた。つまりこれは19世紀のロシア音楽の継承者と言える作品である。
第一楽章は序奏を持つソナタ形式だが、火を吹くようなチェロとピアノの絡み合いがブランドゥコーフの演奏を彷彿とさせる。第2楽章はシューベルトの「魔王」を思わせる冥界的ばスケルツォ。第3楽章は長調と短調の間を彷徨う気の長い旋律による歌謡的楽章。そして輝かしく、時に印象派風にすら聞こえてくるフィナーレが曲を締めくくる。

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